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第二種電気工事士の資格取得率100%!実技試験合格への道しるべ2024.09.11

第二種電気工事士試験は筆記試験に合格すると、実技試験(技能試験)へ進めます。実技試験に合格することで、第二種電気工事士資格の取得が可能です。筆記試験対策は自宅などで勉強を進めれば良いものの、実技試験に合格するにはどうすれば良いか分からないという方も多いかもしれません。今回の記事では、第二種電気工事士資格取得を目指す方のために、実技試験対策のポイントや勉強方法について解説します。

H2.第二種電気工事士試験とは

まず第二種電気工事士試験の概要について解説します。

H3.試験の目的

電気工事士とは、一般住宅や店舗などの600ボルト以下で受電する設備の工事に従事できる資格です。電気設備の工事や保守点検作業は危険をともなうため、法令によって電気工事を行う際には、電気工事資格の所持が義務付けられています。

第二種電気工事士試験は、電気工事や保守点検を確実かつ安全に行うために必要な、知識や技術を身に付けられる資格です。試験は筆記試験と実技試験に分かれており、いずれも電気工事で必要となる知識や技術が問われます。

H3.合格のメリット

第二種電気工事士試験に合格することで、電気設備の工事や保守点検作業ができるようになります。資格がなければできない仕事を担うことができるため、資格を取得することで「手に職を付ける」ことが可能です。電気設備工事や保守点検作業を担う企業への就職や転職に有利となるのはもちろん、将来電気工事士として独立したり、定年退職後の仕事として続けたりといったキャリア形成もできます。

また、企業によっては資格を取得することで資格手当が出たり、昇給したりといった収入アップも見込めます。第二種電気工事士試験に合格すれば、第一種電気工事士資格の取得も選択肢に入れられます。将来キャリアアップを検討している時にも有利となるでしょう。

第二種電気工事士試験の概要や合格するメリットについては、以下の記事でくわしく解説しています。

コラム:電気工事士になりたい人必見!資格取得から現場までの道のり

H2.第二種電気工事士の実技試験対策で押さえるべきポイント

第二種電気工事士は筆記試験と実技試験(技能試験)があり、筆記試験に合格すると実技試験を受けることになります。実技試験は限られた時間の中で、出題された配線図を施工する試験です。そのため事前に実技試験対策を行わないと合格はできません。

第二種電気工事士の実技試験対策のポイントについて、順に解説します。

H3.必要な工具・材料の準備

第二種電気工事士の実技試験では、工具を使って施工を行いますが、必要な工具は受験者本人が準備する必要があります。最低限以下の「指定工具」が必要になるため、準備をしておきましょう。
・ペンチ
・ドライバー(プラスとマイナス両方)
・電工ナイフ
・スケール(メジャー)
・ウォーターポンププライヤー
・リングスリーブ用圧着工具(圧着マークが刻印できるJIS適合品)
・ケーブル(候補問題の施工に必要)

指定工具ではないほかの工具も、電動工具以外であれば試験で使用可能です。たとえば電線や動線を傷つけずに剥けるワイヤーストリッパーや、こまかい作業に向いているラジオペンチなどを用意しておけば、実技試験の作業効率アップにつながります。

工具や材料はホームセンターなどで購入できます。なおインターネットの通販サイトなどで、「電気工事士実技試験対策」などで工具や材料がセットで販売されていることが多いです。

H3.候補問題の確認

第二種電気工事士の実技試験は、毎年1月に一般社団法人電気技術者試験センターから子公表される、13の技能試験候補問題から1問出題されます。まずは候補問題を試験センターの公式サイトから確認しましょう。

H3.複線図の書き方
実技試験では、かんたんな設計を記載した単線図が出題されます。実技試験で施工を確実に進めるには、単線図を複線図に書き換えられなければいけません。単線図のままで施工を進めることも可能ですが、頭の中だけで回路の接続を考えて進めた結果、接続ミスや回線の接続順の喪失といったことが起きる場合があります。配線の色や本数、順番をよりこまかく記載した複線図を作ったうえで施工を進めることで、接続ミスがあったときや、回線の接続順が分からなくなっても、複線図を見ればすぐに確認ができます。

ただし単線図から複線図を書く時間がかかってしまっては、試験時間が足りなくなってしまう可能性があります。試験開始から約3分で複線図の記入が完了するように練習しておきましょう。

H3.施工方法の習得

単線図から複線図の書き方を覚えたら、候補問題の施工を実際に行って施工方法を習得していきます。ただし、すぐに候補問題すべてを練習するのは難しいため、以下のような基礎的な施工の練習をはじめましょう。
・器具に電線を接続する
・コンセントの接続
・引掛けシーリングの接続
・ランプレセプタクルの接続
・リングスリーブの圧着 など

このとき、施工時間は気にしなくて大丈夫です。練習を繰り返し行って、基礎的な施工方法を身に着けてから候補問題に少しずつ取り組みましょう。

H3.事前練習
候補問題の施工練習は、試験日までに2~3周しておきましょう。1周目で各問題の施工の流れと方法をおさえ、2〜3周目で制限時間内に施工を完了できるように練習します。

また、実技問題はひとつでも欠陥が見つかると不合格となってしまいます。具体的な欠陥の内容は、電気技術者試験センターの公式サイトで公表されています。練習に入る前に欠陥の内容を把握してから、練習の中で自分の欠陥についても意識して取り組むようにしましょう。

第二種電気工事士の実技試験は制限時間40分です。制限時間内に問題の施工条件を満たした作品を、欠陥なく完成させなければいけません。以下のように時間配分を考慮して練習に取り組むことも重要です。

・施工作品、施工条件、配線図の確認と複線図の作成…3分
・電線の寸法取りと加工…7分
・電線と器具、電線相互の接続…25分
・施工条件の確認と作品の形の調整…5分

H2.第二種電気工事士の勉強方法

第二種電気工事士試験の実技試験の候補問題は電気技術者試験センターで確認できますが、すべての条件は確認できません。不安な場合は教材や動画、講座の受講などを検討しましょう。

H3.教材

第二種電気工事士技能試験のためのテキストが発売されています。書店や通販サイトなどで購入し、練習に役立てましょう。

H3.動画やサイト

複線図の書き方や施工の方法を分かりやすく解説されている動画やサイトを活用する方法も有効です。

H3.講座

「時間がないため効率よく勉強したい」「独学で行うのに限界を感じている」というときには、第二種電気工事士試験対策の講座を受講する方法もあります。学校などに通って対面で受けるものもあれば、通信講座もあります。

第二種電気工事士試験の筆記試験対策については、以下の記事でくわしく解説しています。
第二種電気工事士試験 筆記試験の記事に内部リンク

H2.試験当日の流れと対策

技能試験当日の流れと対策すべきポイントについて解説します。

H3.前日の練習直後に持ち物を準備する
実技試験で使用する工具を忘れてしまうと、実技試験は受けられません。貸し借りも禁止されています。忘れものを防ぐために、必要な物は前日に準備しておきましょう。当日は時間的にも気持ち的にも余裕がないため、以下のものは前日に準備をしておくことをおすすめします。
・受験票
・工具
・濃い鉛筆またはシャープペンシル

前日に実技試験の練習を終了した直後のタイミングで準備すると、忘れものを防げます。

H3.試験開始までの流れ
当日は試験開始まで以下の流れで進みます。
・受験カードに記入をする
・受験カードが回収される
・試験試験問題とともにケーブルと器具の入った箱が配られる
・試験開始の約10分前に、試験問題に記載されている材料表と箱の中身の照合が指示される
・万が一足りない器具がある場合、このときに限り支給される

開始時間になると、実技試験がスタートします。

H3.当日は複線図を必ず記載する

何度も実技試験の連取をしていると、複線図が頭の中で浮かぶようになる方も多いです。それでも、試験本番では必ず複線図を記入するようにしましょう。本番の問題がいままで練習してきた問題の施工条件と異なる場合があるためです。試験開始後、いきなり施工をするのではなく、施工条件をしっかり確認し、かならず複線図を記載するようにしましょう。

H3.完成することを重視する

施工条件確認し、複線図を記入して施工に取り掛かったら、きれいな出来栄えではなく、まず確実に完成させることを重視しましょう。きれいな出来栄えを意識しすぎてしまうと、時間を多く消費してしまい、時間が足りなくなる可能性があります。時間に余裕がない中で施工をすると、焦ってしまいミスにつながるかもしれません。

実技試験の合格基準は欠陥なしで施工できていることです。見た目が悪くても欠陥がなく、条件をクリアし完成していれば合格です。

H2.最後に: 第二種電気工事士の実技試験合格への道のり

第二種電気工事士試験の実技試験の概要や試験対策のポイント、合格のための勉強方法、当日の流れやチェックポイントを解説しました。第二種電気工事士試験の実技試験は合格率も高く、しっかりと対策をしておくことで合格を目指せます。ただし、欠陥があるなどうっかりミスをしてしまったり、工具を忘れてしまったりすると合格にはなりません。事前にしっかり準備を行い、合格を目指しましょう。

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