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第一種電気工事士合格にはどれくらい勉強が必要?資格で給料アップ!2024.09.28

第一種電気工事士 学科試験を突破するには

電気工事士資格の中でも、第二種よりも大規模な電気工事や保守点検に携われるようになるのが、第一種電気工事士資格です。第二種電気工事士資格よりも対応できる範囲が広がるため、取得を目指したい方も多いものの「第一種は第二種よりも取得するのが難しい?」「合格までどのくらい勉強すれば良い?」といった疑問を持つ方も多いかもしれません。今回は、第一種電気工事士資格の試験の概要や受験資格といった基本情報とともに、勉強時間の目安や勉強方法を解説します。筆記試験と技能試験それぞれの重要ポイントや試験当日の流れも紹介していますので、第一種電気工事士資格取得に挑戦したい人はぜひ参考にしてください。

第一種電気工事士とは?試験概要・受験資格

第一種電気工事士の資格の概要や試験、受験資格について解説します。

第一種電気工事士資格とは

第一種電気工事士資格とは、一定範囲の電気工作物の電気工事の作業に従事する際に必要となる資格です。第二種電気工事士資格が一般用電気工作物等の作業に従事できるのに対して、第一種電気工事士資格を取得することで、第二種の範囲に加えて自自家用電気工作物(最大電力500 キロワット未満の需要設備に限る)の作業にも従事できるようになります。

第一種電気工事士資格試験の概要

第一種電気工事士資格試験は、筆記試験と技能試験からなります。

試験 試験範囲
筆記試験 マークシートに記入(筆記方式)またはパソコンで解答(CBT方式)する四肢択一方式 (1)電気に関する基礎理論 (2)配電理論及び配線設計 (3)電気応用 (4)電気機器・蓄電池・配線器具・電気工事用の材料及び工具並びに受電設備 (5)電気工事の施工方法 (6)自家用電気工作物の検査方法 (7)配線図 (8)発電施設・送電施設及び変電施設の基礎的な構造及び特性 (9)一般用電気工作物等及び自家用電気工作物の保安に関する法令
技能試験 筆記試験合格者または筆記試験免除者に実施 持参した作業用工具により、以下いずれかの事項から配線図で与えられた問題を支給される材料で、一定時間内に完成させる   (1)電線の接続 (2)配線工事 (3)電気機器・蓄電池及び配線器具の設置 (4)電気機器・蓄電池・配線器具並びに電気工事用の材料及び工具の使用方法 (5)コード及びキャブタイヤケーブルの取付け (6)接地工事 (7)電流・電圧・電力及び電気抵抗の測定 (8)自家用電気工作物の検査 (9)自家用電気工作物の操作及び故障箇所の修理

第一種電気工事士試験の受験資格

第一種電気工事士試験の受験に特定の資格は必要なく、誰でも受験ができます。
ただし第一種電気工事士資格は筆記試験・技能試験に合格後電気工事に関する3年以上の実務経験が必要です。
3年以上の実務経験を積んだ後、都道府県知事に免許交付申請を行うことで、第一種電気工事士資格が授与されます。

なお、以下に該当する場合は筆記試験が免除となります。
・前回(前年度)の第一種電気工事士学科試験に合格している
・第一種、第二種または第三種電気主任技術者免状の交付を受けている(「電気主任技術者免状」の複写が必要)
・旧電気事業主任技術者資格検定規則による電気事業主任技術者の資格を持っている(「合格証明書」「合格証書」「認定校の卒業証明書」「認定校の卒業証書」いずれかの複写が必要)

第一種電気工事士の勉強時間目安と効率的な学習方法

第一種電気工事士の勉強時間の目安と、効果的な学習方法を解説します。

第一種電気工事士試験合格の勉強時間の目安は、最低200時間、平均して300時間以上は必要です。1日1時間の勉強なら10ヶ月、2時間の勉強なら5ヶ月かかる計算になります。計画的に勉強を進めましょう。

第一種電気工事士試験合格のための勉強方法

第一種電気工事士試験合格のための勉強方法を以下にまとめました。

・自分に合う教材を選んでスムーズな学習につなげる
・各科目の勉強時間の割当や受験勉強の計画を建てる
・筆記試験だけでなく実技試験に対する実技力も身につけておく
・動画教材を活用する
・第一種電気工事士試験対策の講座やコースを受講する

第一種電気工事士試験の勉強は独学で進めることもできますが、時間的な余裕がない方や、効率よく学習を進めたい方は講座やコースを受講する方法もあります。費用が発生しますが、必要な勉強時間が確保できるかどうかも踏まえて、勉強方法を選びましょう。

第一種電気工事士の筆記試験対策:重要ポイント

第一種電気工事士の筆記試験対策の重要ポイントを順に解説します。

テキストと過去問で対策をする

筆記試験の対策は、何度も反復することで理解に繋がり筆記試つながります。テキストや過去問題を活用し、何度も勉強を繰り返しましょう。あらかじめ確保できる勉強時間を算出し、計画的に勉強を進めることをおすすめします。

専門知識をおさえておく

第一種電気工事士の試験は、専門知識に関して多く問われます。以下の専門知識についてしっかり勉強をしておきましょう。
・電気回路の理解(回路の基本的な性質や法則、抵抗や容量などの素子に関する知識など)
・法規制(電気工事士に関する法律や規制)
・安全管理(作業員の安全確保や事故防止に関する知識)

計算力を身に付けておく

第一種電気工事士試験では、電気回路の設計や評価、構造物の耐震性などに関して計算力が求められます。計算を繰り返し行い、迅速かつ正確に計算できる能力を身に付けておきましょう。

第一種電気工事士の技能試験対策:実技練習

第一種電気工事士試験は、筆記試験に合格後技能試験があります。技能試験に合格後、所定の実務経験を積んではじめて第一種電気工事士資格が取得できます。

第一種電気工事士の技能試験対策のポイントを解説します。

 工具をそろえておく

技能試験は、時間制限内に指定された課題の配線図通りに接続や組み立て作業を行います。技能試験を行うには以下の指定工具の持ち込みが必要なため、まず工具をそろえておきましょう。
・ペンチ
・ドライバ(プラス、マイナス)
・ナイフ
・スケール
・ウォータポンププライヤ
・リングスリーブ用圧着工具(JIS C 9711:1982・1990・1997 適合品)

指定工具が劣化、摩耗していて使えないことがあります。工具の状態を確認し、試験日までに必要に応じて新しいものをそろえておきましょう。

制限時間を意識して練習をする

第一種電気工事士試験を受験する方は、ほとんどが現場経験を持っていることが多いです。けれども、現場経験がある人でも試験でミスをしてしまうと不合格となってしまいます。あらかじめ制限時間を意識して、実技試験の練習を行っておくことをおすすめします。

複線図をできるだけ早く作成できるようにする

技能試験では出題された配線図(単線図)から結線をするために必要な複線図を作成したうえで組み立て作業に取り掛かりましょう。複線図を作成することで、配線箇所を確認しながら組み立てができます。ただし、複線図の作成に時間がかかってしまうと、組み立ての時間がなくなってしまい時間切れとなる可能性もあります。あらかじめ、手早く複線図を作成できるように練習しておきましょう。

高圧関連の配線箇所に慣れておく

第一種電気工事士の技能試験には、第二種電気工事士の技能試験では出題されなかった高圧関連の配線箇所が出題されます。低圧より太い高圧の電線の切断・接続作業が求められるため、あらかじめ慣れておきましょう。

第一種電気工事士の試験当日の流れと対策

第一種電気工事士の試験当日の流れと対策

筆記試験当日の流れ

筆記試験当時の流れを以下にまとめました。

・着席時刻…午前9時45分 午後15時5分

・試験開始時刻…午前10時00分 午後15時20分

・入室禁止時刻…午前10時30分 午後15時50分

・試験終了時刻…午前12時20分 午後17時40分

試験に遅刻した場合、 午前開始試験の受験者は10時30分までに入室、午後開始試験の受験者は15時50分までに入室しなければ受験ができません。なお入室受験票に記載されている時刻以外での受験も認められていませんので、受験票もしっかり確認しておきましょう。

筆記試験当日の持ち物は以下の通りです。

・受験票

・お金

・写真付きの身分証明書(運転免許証やマイナンバーカードなど)

・メモ用紙

・参考書

・筆記用具(シャープペンシル(HB)、鉛筆(HB)、消しゴムなど)

・昼食(午前受験の場合)

・飲み物

・薬 なおアラームなどの音のなるものは持ち込みできません。

技能試験当日の流れ

技能試験当日の流れを以下にまとめました。
・着席時刻…10時50分
・試験開始時刻…10時55分
・入室禁止時刻…11時30分
・試験終了時刻…12時30分

遅刻をした場合、試験開始時刻である10時55分までに入室しなければ受験ができません。

技能試験の持ち物は以下の通りです。
・受験票
・お金
・写真付きの身分証明書(運転免許証やマイナンバーカードなど)
・メモ
・参考書
・シャープペンシル(HB)、鉛筆(HB)、消しゴムなど
・時計(電卓機能、スマートウォッチ等の通信機能を持つもの、アラームなど音が出るものは使用不可)
・指定工具

まとめ:第一種電気工事士を目指す上でのポイント

第一種電気工事士試験の概要や勉強時間、筆記試験と技能試験それぞれのポイント、当日の流れを解説しました。第一種電気工事士試験は第二種よりも難易度は上がりますが、取り扱いできる電気工事の範囲が広くなり、電気工事士としてのキャリアアップにつながります。第二種を取得後経験を積んだら、ぜひ第一種取得を目指してみましょう。

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