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高所作業車のお仕事はどんなことをするの?資格取得の流れから作業について解説2025.06.03

高所での作業では、高所作業車が多く使用されています。高所作業車のオペレーター(ドライバー)の仕事に興味があるものの「業務内容がわからないので自分でできるか不安」「高所作業車の資格はどのように取ればいい?」といった疑問や不安を持つ方もいるかもしれません。本記事では、高所作業車の仕事内容や資格取得の流れ、方法について解説します。

高所作業車の概要や活用シーン

高所作業車は何かに加えて、どのような業務に活用されているかを解説します。

高所作業車とは

高所作業車とは、高所における作業の際に使用する建設車両のひとつです。2m以上の高さまで上昇できる商工機能を備えた高所での作業用の足場を設けたバスケット(作業床)が搭載されています。

走行装置も搭載されているため、作業時不特定の場所を走行できるのも特徴です。なお、走行機能がなく動力で自走しない高所作業用の装置は「高所作業台」と呼ばれています。

高所作業車の活用シーン

高所作業車は、おもに人の手では届かない高所での工事や点検、補修等の作業に使用されています。具体的には建設現場、工場、倉庫、スタジオ、ホールなどでの建物のメンテナンスや補修、工事のほか、照明器具の交換、セッティング、高所の清掃などでも、高所作業車が活用されています。

高所作業車のオペレーターになるための資格取得の流れと方法

高所作業車のオペレーター(ドライバー)になるためには、労働安全衛生法にもとづく「特別教育」または「技能講習」の受講が義務付けられています。高所作業車のオペレーターになるための資格と、資格取得までの流れと方法を解説します。

高所作業車の特別教育および技能講習とは

高所作業車は、作業者を高所に移動させる特殊な機能を持つ機械です。作業者を乗せたまま2m以上の昇降できるバスケットが設けられているため、高所作業車を利用しての作業は、十分安全に配慮しなければいけません。高所作業車による事故を防ぐために、「労働安全衛生法の第五十九条第三項と第六十一条」にて、高所作業車を取り扱うには、特別教育や技能講習の受講が義務付けられています。

特別教育と技能講習の違いは、操縦する高所作業車の作業台の高さです。以下に、特別教育と技能講習の違いをまとめました。

受講する教育・講習 対象となる高所作業車 操縦できる高所作業車の例
高所作業車運転特別教育 作業床の高さが2m以上10m未満の高所作業車を操縦する場合 スカイマスター9.3m

スカイマスター9.3m通信仕様

スカイデッキ9.9m

トンネル点検車(垂直昇降式)

橋梁点検作業車(ブリッジマスター)

スカイタワー

スカイZ(作業床高さ8.8m)

スカイリーチ

高所作業車運転技能講習 作業床の高さが10m以上の高所作業車を操縦する場合 スカイZ(作業床高さ13.5m)

トンネル点検車(ブーム式)

スカイマスター屈折車(作業台高さ30m)

スカイブーム(作業床高さ12m、屈折ブーム)

スカイマスター12m

スカイマスター(作業床高さ22m、27m)

スカイマスター屈伸型(作業床高さ25.5m)

高所作業車の特別教育の内容や特徴

作業床の高さが2m以上10m未満の高所作業車を操縦する場合は、高所作業車の特別教育を受講します。

高所作業車の特別教育は、日本全国で取り扱いのある自動車教習所や労働技能教習協会などの関連団体などに申し込むことで受講ができます。

特別教育は以下の学科および実技を受講することで修了となります。

学科 高所作業車の作業に関する装置の構造及び取扱いの方法に関する知識(3h)

原動機に関する知識(1h)

高所作業車の運転に必要な一般的事項に関する知識(1h)

関係法令(1h)

実技 高所作業車の作業のための装置の操作(3h)

学科 高所作業車の作業に関する装置の構造及び取扱いの方法に関する知識(3h)
原動機に関する知識(1h)
高所作業車の運転に必要な一般的事項に関する知識(1h)
関係法令(1h)
実技 高所作業車の作業のための装置の操作(3h)

受講する施設や団体によって「学科・実技両方」「学科のみ」「外国語対応」など、さまざまなコースが設けられていることがあります。試験はなく学科と実技を行うのみで修了となりますが「日本語が理解できること(外国語対応不可)などの受験条件が設けられている場合があります。

高所作業車の技能講習の内容や特徴

作業床の高さが10m以上の高所作業車を操縦する場合は、高所作業車の技能講習を受講します。

高所作業車の技能講習は、各都道府県の建築業労働災害防止協会や教習所などの取り扱いのある施設や団体に申込みをして受講できます。特別教育は学科と実技を受講し修了すれば取得できますが、技能講習の資格取得には学科と実技の受講に学科試験の合格が必要です。

学科 高所作業車の装置の構造や取扱いの方法(5h)

原動機および電気に関する知識(3h)

運転に必要な一般的事項に関する知識(2h)

関係法令(1h)

学科試験

実技 高所作業車の装置の操作(6h)

また、技能講習では以下の資格や免許を取得している場合一部の学科が免除となります。

取得している資格や免許 免除となる学科
移動式クレーン運転士免許を保有
小型移動式クレーン運転技能講習を修了している
原動機に関する知識
運転に必要な一般的事項に関する知識
建設業法施行令(昭和三十一年政令第二百七十三号)第三十四条に規定する建設機械施工管理技術検定に合格している
 
道路交通法(昭和三十五年法律第百五号)第八十四条第三項(もしくは第四項)の以下免許を保有している
・大型自動車免許中型自動車免許
・準中型自動車免許
・普通自動車免許
・大型特殊自動車免許
・大型自動車第二種免許
・中型自動車第二種免許
・普通自動車第二種免許
・大型特殊自動車第二種免許
 
以下の講習を修了している
・フォークリフト運転技能講習
・ショベルローダー等運転技能講習
・車両系建設機械(整地・運搬・積込み用および掘削用)運転技能講習
・車両系建設機械(基礎工事用)運転技能講習
・車両系建設機械(解体用)運転技能講習または不整地運搬車運転技能講習
原動機に関する知識

講習を実施している施設や団体によっては、取得資格や免許によって一部学科が免除となるコースを各種設定している場合があります。また、あらかじめ特定資格や免許を取得している(学科が免除になる)者しか申請を受け入れていない場合もあるため、受験資格や要項についてしっかり確認しておきましょう。

高所作業車特別教育および技能講習受講の流れ

高所作業車特別教育および技能講習は、以下の流れで受講します。
・受講する講習の内容(特別教育または技能講習)を決める
・受講を受け入れている施設や団体を探す
・申し込み書(Web、ダウンロードなど)に必要事項を記載し送付または送信する
・受講料を払い込む
・受講当日指定会場へ足を運び、講習を受ける

高所作業車の特別教育または技能講習が活かせる仕事

高所作業車の特別教育または技能講習を修了することで、高所作業車の操縦が可能となります。高所作業車を活用する、以下のような仕事で活躍できるでしょう。
・家屋や工業施設の建設
・家屋や工業施設の解体業務
・電気工事士の照明・配線設置業務
・ビル等高層建築のメンテナンス業務
・重量物の運搬業務
・送電線等の電力系統業務
・電波塔などの工業施設業務
・風力発電機の設置

高所作業車は、電気配線や照明などのインフラ設備の設置や保守点検、解体などに必須となる装置です。特別教育や技能講習を修了し高所作業車を操縦できるようになれば、電気や水力発電といった将来性の高い分野で資格を活用できるでしょう。

高所作業車の特別教育または技能講習でのよくある質問

高所作業車の資格に関連するよくある質問と回答を順に紹介します。

特別教育や技能講習は難しい?難易度はどのくらい?

高所作業車の操縦に必要な特別教育や技能講習は落ちる?と不安な方もいるかもしれません。結論から言えば、高所作業車の資格は取得しやすいと言えるでしょう。特別教育は試験などはなく、学科や実技を受講すれば取得できます。技能講習は学科と実技の受講および学科試験の合格が必須ですが、学科試験の合格率は約99%です。

ただし、講習日に理由なく大幅に遅刻をする、居眠りなど受講態度に問題がある、といったことで不合格となる可能性もあります。高所作業車は取り扱いを間違えれば事故につながることもあるため、講習もしっかりと真面目に受ける必要があるためです。

特別講習や技能講習のためのサポートを会社はしてくれる?

個人で資格取得後転職活動をする人もいますが、電気工事会社などに入社後必要となり、資格取得を目指すパターンもあります。高所作業車が業務上必要な会社の場合、多くが費用面の負担や受講のサポートなどのフォロー体制を整えています。資格取得に手当がつくなど、評価や収入面でメリットを設けている会社もあります。

株式会社soraでは、高所作業車や電気工事士などの資格取得が直接昇給につながる体制を整えています。モチベーションにつながるのはもちろん、働きながら資格取得に必要な資格を身につけられるため、合格率も高めです。

入社後半年間大手の研修プログラムで学習期間があるので、未経験からの挑戦でも仕事に必要な知識を身に付けた上で業務に臨むことができます。昇給基準を明確に定めた評価シートがあり、半年に1回昇給のタイミングがあるため、資格取得はもちろん、業務の実績や自分自身の技術向上といったポイントでも、給料が上がりやすくなっています。

職場環境は20代~40代中心のため、資格や技術を教え合えるのはもちろん、仕事以外の話もでき、和気あいあいとした現場となっています。未経験から高所作業車や電気工事士資格を取得し、キャリアやスキル、収入アップを検討したい方は、ぜひ私達と一緒に働きませんか。

まとめ

高所作業車の概要や資格の内容、取得の方法について解説しました。高所作業車はインフラ設備をはじめ、業務上必須となる企業も多い将来性の高い資格です。企業のサポートなどを活用すれば、未経験からの取得もできます。高所作業車資格を取得し、スキルや収入アップを目指しましょう。