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【電気工事現場の熱中症対策】株式会社soraの具体的な取り組みを解説2025.07.25

気温が上がる季節になると、「熱中症」が引き起こされることがあります。

近年さまざまな要因で熱中症の発症率が上昇していることを受けて、家庭や教育機関はもちろん企業にも熱中症対策が求められるようになりました。

2025年6月より労働安全衛生規則が改正され、企業の熱中症対策が義務化されます。

本記事では、企業の熱中症対策義務化の概要とともに、株式会社soraで行っている、具体的な熱中症対策の取り組みを解説します。熱中症対策を行っている安全・安心の職場選びにぜひ役立ててください。

熱中症の概要と近年の傾向

熱中症の基本情報と、近年の熱中症の傾向について解説します。

熱中症とは

熱中症とは、体温の上昇と調整機能のバランスが崩れてしまい、身体に熱が溜まってしまった状態で引き起こされる様々な症状を指します。体のほてりやめまい、筋肉のけいれんや筋肉痛からはじまり、症状が重くなると吐き気や頭痛、汗がかけない、水分が取れないなどの状態に陥り、最悪の場合死亡することもあります。

熱中症が起きる原因

熱中症は以下の3つの要因によって引き起こされます。

要因 具体的な事例・状態
環境 気温が高い湿度が高い風が弱い日差しが強い閉め切っている室内エアコンのない部屋急に暑くなる・気温が高くなる熱波が襲来
高齢者乳幼児肥満の方低栄養状態脱水状態(下痢、インフルエンザなど)体調不良(寝不足、二日酔い、疲労)
行動 激しい筋肉運動慣れない運動長時間の屋外での作業水分補給ができない状態

これら3つの要因によって体温調整機能のバランスが崩れ、熱中症が引き起こされます。

近年の熱中症の発症傾向

厚生労働省の人口動態統計によると、熱中症による死亡者の数は年々増加傾向にあります。熱中症による死亡数は、1993年以前は年平均67人だったのに対して、1994年以降は年平均663人に増加しました。記録的な猛暑に見舞われた2010年は1,745人(男940人、女805人)に登り、近年は熱中症死亡者が1,000人を超える年が続いています。

熱中症の重篤化や死亡者数の増加の背景には、気候変動に伴う夏季の気温の上昇や、熱中症リスクの高い高齢者人口の増加があると言われています。特に近年は40度を超す日になることも増え、より一層の熱中症対策が求められていると言えるでしょう。

2025年6月から「熱中症対策」が法律で義務化

熱中症を引き起こす原因には、屋外での長時間作業や、閉め切った室内、エアコンのない部屋での作業なども含まれています。

気象庁や厚生労働省などの各省庁では、熱中症予防のために「こまめに水分を取る」「我慢しないでエアコンを使用する」などの呼びかけを行っています。一方で慣例的に水分を取れない、エアコンが使えないといった職場環境で働く人も少なからず存在します。

労働環境での熱中症を予防するために、2025年(令和7年)6月1日より、改正労働安全衛生規則が施行されました。事業者は熱中症予防として、以下の措置が義務付けられます。

熱中症を生ずるおそれのある作業(※)を行う際に、

・「熱中症の自覚症状がある作業者」と「熱中症のおそれがある作業者を見つけた者」がその旨を報告するための体制(連絡先や担当者)を事業場ごとにあらかじめ定め、関係作業者に対して周知する

・①作業からの離脱
 ②身体の冷却
 ③必要に応じて医師の診察又は処置を受けさせること
 ④事業場における緊急連絡網、緊急搬送先の連絡先及び所在地等など、熱中症の症状の悪化を防止するために必要な措置に関する内容や実施手順を事業場ごとにあらかじめ定め、関係作業者に対して周知する

※ WBGT(湿球黒球温度)28度または気温31度以上の作業場において行われる作業、かつ継続して1時間以上又または1日当たり4時間を超えて行われることが見込まれるものが該当

株式会社soraの熱中症対策

株式会社soraは、建設現場での配線工事や照明器具設置などの電気工事、施工計画、施工、メンテナンスを担う企業です。夏場は屋外での長時間作業も多くあります。

すでに現場職員の安全を最優先するために、以下の熱中症対策の取り組みを行っています。

・空調服の貸与全員
・熱中症ウォッチを貸与
・2時間で30分休憩

それぞれの取り組みについて解説します。

全員に「空調服」を貸与

株式会社soraでは、夏場の作業効率と安全性を両立させるために、全作業員へ「空調服」を貸与しています。

空調服とは、ファン付きウェアのことです。2個のファンが服の中へ効率的に外気を取り込み、汗の気化熱で体を冷やします。蒸発した汗は、袖口と襟元から排気されるため、汗が服の内部にこもってしまうこともありません。

汗を蒸発させることで体表を冷やし、外気温が高い状態でも最適な状態を保てます。無駄な汗をかかないことで作業効率が上がるのはもちろん、熱中症予防にも効果的です。

「熱中症ウォッチ」でリアルタイムモニタリング

「熱中症ウォッチ」を全員に貸与し、熱中症リスクをリアルタイムで可視化しています。

熱中症ウォッチとは、暑さ指数を測定し深部体温の上昇を自動で検知できる、腕時計型のデバイスです。熱中症リスクが高まるとアラームとLEDランプ、バイブレーションで通知し、塩分・水分補給や涼しい場所での休息を促し、熱中症を予防します。

現場ごとに熱中症ウォッチを全員に配布することで、熱中症リスクを常にモニタリングできる環境を整えています。

2時間作業ごとに30分の休憩制度

厚生労働省では、熱中症予防のため休憩として以下の基準を設けています。

<暑熱順化した作業者の熱中症予防>

・WBGTが基準値程度~1℃程度超過しているときには1時間当たり15分以上の休憩
・2℃程度超過しているときには30分以上の休憩
・3℃程度超過しているときには45分以上の休憩
・それ以上超過しているときには作業中止が望まれる

株式会社soraでは、厚労省基準よりも一歩踏み込んだ取り組みとして、こまめな休憩を制度化しました。たとえばWBGTの基準値を問わず、2時間作業ごとに30分の休憩を取るようにし、無理のない働き方を実践しています。

安全は「意識」だけでなく「仕組み」で守る

熱中症予防の取り組みが企業に対して義務化されましたが、熱中症をはじめ現場の安全管理はただ意識を持つだけでは実現できません。具体的な取り組みや仕組みを構築し、現場で実践してはじめて従業員が安心・安全に働ける環境づくりが実現できると、株式会社soraでは考えています。

まとめ:熱中症対策に関わらず従業員の安全を守る職場

熱中症の基本情報や近年の熱中症傾向とともに、熱中症対策の義務化と株式会社soraの熱中症対策について解説しました。電気工事士は夏場屋外での長時間作業も多いため、当社でも万全の熱中症対策を行っています。

夏場は特に空調が効いていない現場に入ることもございますので、熱中症をはじめとしたあらゆるリスクから従業員を守るために、こまめに水分補給をしたり、休憩時間を確保すること以外にもさまざまな取り組みが大切になります。

電気工事士を目指すなら株式会社soraで働きませんか?

株式会社soraの空調服の貸与は、実際に現場で働く従業員の声が反映されて導入された仕組みです。当社では、常に従業員の意見を聞き、良い物があれば率先して導入するようにしています。

従業員の安全を守るのはもちろん、現場の意見を大切にすることで日々居心地の良い会社に進化しています。

入社後は、半年間にわたり大手企業による研修プログラムに参加し、電気工事に必要な基礎知識や技術をしっかりと身につけることができるので現場に出る際にも不安なく業務に取り組むことが可能ですし、資格取得がそのまま昇給に直結する仕組みを採用しているので、努力がしっかりと評価される環境です。

昇給に関しても明確な評価基準が記載されたシートを用いており、自身の成長がどのように給与に反映されるのかが一目でわかる点も安心材料です。

さらに、昇給のチャンスは年に2回。半年ごとに見直しがあるため、スピーディーに収入アップを目指すことができます。このように、株式会社soraでは未経験者が一歩一歩成長しながら、安定したキャリアを築ける環境が整っています。

ぜひ電気工事士を目指しませんか。一緒に働ける日を楽しみにしています。